REPORT

【開催報告】豊島区池袋保健所さま やさしい日本語(医療)講座 外国人との関わり方のコツ 〜保健所編〜

やさコミュ事務局

やさしい日本語(医療)サポーター養成講座とインストラクター講座にお越し下さっていた豊島区池袋保健所の方のご依頼で、豊島区池袋保健所にて「やさしい日本語(医療)講座 外国人との関わり方のコツ 〜保健所編〜」と題し、保健師や栄養士、医師のみなさまに医療現場での外国人とのコミュニケーションの課題とやさしい日本語について講義とお知らせの書き換え(ブラッシュアップ)を行いました。

豊島区の在留外国人の数は3万人を超えています。その数は豊島区の人口の10.5%を占めています。(参考

この日は2時間という限られた時間ではありましたが、やさしい日本語の概要や医療現場で翻訳デバイスをやさしい日本語を介さずに使うリスクについてもお話いたしました。
また、外国人が学ぶ時に使う教科書を数種類ご用意し手にとって見ていただきました。日本語を学んでいる外国人が知っている言葉がどんな言葉なのか、少し感じていただけたのではないかと思います。

豊島区池袋保健所内で書き換えてくださったものをさらにブラッシュアップ

豊島区池袋保健所では、すでにやさしい日本語の取り組みをされています。
サポーター講座・インストラクター講座の修了生が保健所内のみなさまにやさしい日本語(医療)について知識共有をしてくださっていました。
そして、保健所で扱う外国人向けのお知らせの書き換えをされていたり、10月に移転を控えていらっしゃるので住所変更のご案内について外国人向けのチラシ作りにやさしい日本語を活用されたりなど、実にたくさんの書類の書き換えに挑戦してくださっていました。

インストラクター講座まで修了された参加者の方のお伝えの仕方がきっと素晴らしいのだと思います。
やさしい日本語に書き換えましたと送ってくださったたくさんのお知らせはすべて、とてもやさしく書き換えられていました。熱意を感じるとともにとても感動したのを覚えています。

当日お配りしたハンドアウト

豊島区池袋保健所の取り組みのひとつが以下の封筒です。
普段使っている封筒を外国人が受け取った時に読みやすいようにやさしい日本語に書き換えてくださいました。この封筒を書き換えるという取り組みをされている自治体は、8月26日時点で私の知る限りでは豊島区が初めてでしたので、大変驚くとともに嬉しく思いました。読みやすいわかりやすい封筒が届いた時、「開けてみようかな」そう思ってくれる外国人がきっといることでしょう。

上の封筒は通常の封筒 / 下の封筒はやさしい日本語


熱心に、そして質の高いやさしい日本語に書き換えられる豊島区池袋保健所のみなさまの取り組みを応援してまいります。

この度はたくさんの職員の方にご参加いただき誠にありがとうございました。

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開催日:2019年8月26日
講座名:豊島区池袋保健所さま向け やさしい日本語(医療)講座 外国人との関わり方のコツ 保健所編
時 間:2時間
参加人数:15名

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