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やさしいことば

やさしいコミュニケーション協会は、
ことばとデザインでコミュニケーションを
もっとスムーズにすることをめざして活動しています。

やさしいことばとは、「やさしい日本語」と「やさしい英語」を指しています。

外国人が日本で暮らすときにぶつかる壁は、
3つあると言われています。
1つは、制度の壁。在留資格や医療制度などです。

2つ目は、文化の壁です。
みなさんも海外旅行に行ったときに
食文化や生活習慣が違って驚いたことはありませんか?

3つ目は、言葉の壁です。
日本語はひらがな・カタカナ・漢字と
少なくとも3種類の文字が使用される言語です。
敬語、オノマトペ、比喩表現など
日本語には初学者を苦しめる難しい文法や語彙があります。


これらの壁を低くしたり、
あるいは、壊すための1つの手段として、
やさしい日本語とやさしい英語
というわかりやすい言葉で
情報のやりとりをする方法を
普及、啓発していきたいと考えています。


2022年6月末時点で、290万人以上の在留外国人が
この日本で暮らしていることがわかっています。

そして、在留外国人のうち
およそ8割がアジア圏出身の方です。

英語が母国語ではない国の方が多く暮らしています。
もし仮に外国人が英語が話せても
第二言語として学んだ英語かもしれません。
日本語がわからなくて、英語はわかる
そんな人には
「やさしい英語」が必要です。


そして、
日本の言語である日本語も
日本語を学んでいる人たちにとって
母語話者の日本語は
とても難しく感じられるものです。

「やさしい日本語」で
コミュニケーションをすることで、
英語は話せないけど、日本語はわかる
そんな外国人とのコミュニケーションを
もっとスムーズにすることができるようになるでしょう。

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デザインという届け方の工夫

やさしいことばになっても、
字が小さすぎたり、行間が狭すぎたり、
たくさんの色を文字に使ったり、
全て同じ文字の大きさで書いたり…


何を読めばいいか、
どこに書いてあるのか、
何が書いてあるのか…
読みたくならなければ、
情報は受け取ってもらえません。
届けたい人に届きません。


届けたい人の目に届くように
伝え方にも工夫をしましょう。

何に気をつければいいか
どんなことに配慮すればいいのか
など

デザインの工夫の仕方も
やさしいコミュニケーション協会では
お伝えしていきたいと考えています。

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医療分野のやさしい日本語

やさしいコミュニケーション協会は、
やさしい日本語(医療)研修を行ったのをきっかけに
設立いたしました。

特別顧問の堀成美さん、
理事の六車彩子先生のご協力のもと
医療分野のやさしい日本語の普及啓発に
取り組んでおります。

医療は、患者とのコミュニケーションが
必ず必要になる場面の1つです。

医療者の皆さまのご負担を減らし、
外国人患者さんたちの不安も軽減できるよう
今後も医療分野へのやさしい日本語の普及啓発に
努めてまいります。


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やさコミュのシンボルマーク

シンボルマークは、情報を発信するという意味のある”黄色”と情報を受信するという意味のある”オレンジ”を使っています。

発信者と受信者がコミュニケーションを通してお互いの思いを伝え理解しあう様子を色が混ざり合っていくようなグラデーションで表現しています。

バッジに使われている素材は、
愛媛県内子町の伝統工芸品である”大洲(おおず)和紙”です。

手作り+和紙で人のぬくもりや優しさを感じられるバッジになりました。

special thanks

協会シンボルマークデザイン:sayaさん
バッジ・パッケージデザイン:市毛友一郎さん(メルカドデザイン
バッジ作成:とおん舎さん

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