【参加者から寄せられた声】やさしい日本語の実践報告をいただきました! 〜公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院様〜
みなさま、こんにちは。
やさしいコミュニケーション協会代表理事の黒田です。
今日は、みなさまに受講生様からやさしい日本語の実践報告をいただきましたので、
その情報を共有したいと思ってこの記事を書いております。
実践報告を送ってくださったのは、
公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院様です。
病院でのやさしい日本語の実践
2019年の8月に兵庫県立大学看護学部で開催されたやさしい日本語サポーター講習会に参加させていただきました。その節は大変お世話になり、ありがとうございました。
国内の多くの病院同様、当院も外国人患者の受診が増加しており、その国籍・言語は非常に多岐にわたるもので、英語・中国語だけで対応できるような状況ではありません。
そこで、倉敷中央病院 多文化共生支援ラボ※は2021年より院内外で「やさしい日本語」のワークショップを開催しております。
※多文化共生支援ラボは、多様な言語・文化的背景を持つ患者や患者家族等と接する職員を支援することを目的とし、2016年に発足しました。現在は助産師1名+事務職3名で活動しており、院内外での「やさしい日本語」ワークショップ開催を通じて「やさしい日本語」の普及活動に力を入れています。
実際に自分で言い換え練習をできるだけたくさんしてもらうことを第一に考え、「講義」ではなく実践重視の「ワークショップ」形式をとり、20名以下の少人数で開催しております。また、多忙な職員が参加しやすいように必ず1時間以内で終えるようにしています。
今までのワークショップ開催実績は下記の通りです。
【院内】
■産婦人科(助産師)
■地域医療連携室(事務職)
■薬剤部(薬剤師)
■看護学校(1年生全員)
■病院ボランティア室(当院ボランティアさん)
■院内希望者(多職種)
※例外: 看護学校での講義(2コマ=90分)は学生45名対象。
【院外】
■岡山大学病院(多職種)
■中四国九州医学図書室ネットワーク(オンライン開催)
さらに、2023年11月より初期臨床研修医(1年目)を対象とした「やさしい日本語」のワークショップも始まりました。こちらは一度に4~6名の研修医が参加するワークショップで、当院副院長の力強い後押しもあり1年目の初期臨床研修医全員が無理なく参加できるよう研修プログラムの中に組み込まれました。
また、ホームページにおいても外国人患者向けに「やさしい日本語」で情報発信をしております。
やさしい日本語の実践報告をお送りいただき、
心より御礼申し上げます。
ご報告いただいた内容を拝見し、とても嬉しく思いました!
やさしい日本語(医療)サポーター養成講座は、ご受講後に「やさしい日本語とはこういう言葉ですよ。こうやってやさしくするそうですよ」と伝える力をつけるための講座です。
サポーター養成講座をご受講いただいた後にこんなにたくさんのワークショップを継続的に行ってくださっているとわかり本当に嬉しく思いました。
また、院内への周知だけではなく、外部への啓発の行なっていただいていたとのことで、大変ありがたく思いました!
外国人患者様とのコミュニケーションを円滑にすることによって院内全体の業務効率を上げる努力を常にされていることが伝わってまいりました。
何かお困りの際はぜひご相談いただければと思います。
全力でサポートいたします!
やさしい日本語(医療)研修をご受講いただいた皆様の中で、「ぜひうちの取り組みも紹介してほしい!」というご要望がありましたら、ぜひ教えてください!お待ちしております!!
開催日時
2023年12月2日(土)
10:00〜16:00
開催形式
オンライン開催
(Zoomを使用します)
受講料
¥8,800-(税込)